あなたは「Instagramのキャンペーンをしたいけど、やり方が分からない」と悩んでいませんか？
キャンペーンを成功に導くには、考える内容がたくさんあります。
・利用者がInstagramを使う理由
・キャンペーンの概要や目次
・キャンペーンの目的は何か
・どんな方法でキャンペーンを行う？
・キャンペーンを導入して得られる効果は何か
・効果測定をして、今後の課題の考察
上記の内容を知っているのと知らないのとでは、結果に大きな差が生まれます。今回の記事を読んで、instagramのキャンペーンを成功させてくださいね。
なぜ人気？Instagramのキャンペーン
さまざまなSNSがある中で、なぜInstagramで行うキャンペーンは人気が高いのでしょうか？その理由は、独自の文化があるからです。ここでは、人気の理由を確認しましょう。
写真によるコミュニケーションの文化があるから
Instagramのキャンペーンが注目されている理由の1つは、写真の投稿によるコミュニケーションの文化だと考えられます。企業の活用が盛んなアメリカでは、トップ100のうちおよそ40%がInstagramマーケティングを行っていると言われていますよ。国内でも、アメリカの後を追うようにsnsの活用が進んでいるのです。また、フォトコンテストの開催も盛んにおこなわれています。2021年現在、Instagramはビジネスでも人気の高いツールになっているわけですね。
ユーザーは写真を加工し、簡単におしゃれな投稿ができます。「リポスト」の機能を使えば、他のユーザーの投稿をシェアできるわけです。リポストは、twitterで例えればリツイートの機能になります。投稿やシェアが容易にできるので、コミュニケーションの文化が根付いていると言えるでしょう。
動画によるコミュニケーションの文化があるから
利用可能な機能が写真の投稿だけではないのも、Instagramの魅力です。動画によるコミュニケーションができますよ。写真と同様に、動画も容易に投稿できるわけです。そのため、撮影した動画をInstagramでシェアする人が増加しています。
動画編集ソフトを用いて、編集にこだわるユーザーもいるのです。おしゃれな動画を撮影できれば、おしゃれにこだわるユーザーにアピールできますよ。Instagramで動画投稿の機能を使えば、よりよく伝わるキャンペーンを作成できるでしょう。
簡単に参加できるものがあるから
お伝えした通り、ユーザーが簡単に参加できる企画が多いのも、人気の理由の1つです。参加までの手順が多いと面倒なので、わざわざ参加しようと思いません。しかし、参加までの手順が簡単なら「やってみようかな」と思うユーザーもたくさんいます。そのため、企画の段階でユーザーのことを考えるのが大切。オリジナルのハッシュタグを用いてキャンペーンを運用すれば、多くのユーザーが注目する可能性があるわけです。
Instagramのキャンペーンがおすすめの理由
メリットが多いので、Instagramのキャンペーンをおすすめします。キャンペーンにはどんなメリットがあるのか見てみましょう。
ブランドの認知度が上がる
Instagramに限ったことではありませんが、ユーザーがキャンペーンに参加すれば認知度の向上に繋がります。ただ写真を投稿しているだけなら、フォロワー以外への効果はありません。しかし、キャンペーンを通して多くの人にInstagramの記事を読んでもらえば、ブランドの認知度が向上する可能性があります。ハッシュタグのように、Instagramの機能を使ってキャンペーンを運用すればユーザーへ拡散できるわけです。
ブランドの好感度が上がる
Instagramを使えば、自社ブランドの好感度が上がるでしょう。なぜなら、Instagramにはおしゃれで綺麗な写真や動画を投稿したいと思っているユーザーが多いからです。そのためユーザーの求める写真や動画を投稿できれば、イメージが向上します。ユーザーの需要に沿ったおしゃれで綺麗な写真を投稿すれば、ブランドの好感度に繋がるわけですね。
ブランドの信頼感を得られる
自社ブランドの信頼感を獲得できるのも、大きなメリットです。キャンペーンの運用時にハッシュタグを用いた場合、検索すれば投稿数が分かります。つまり投稿数が多ければ、ユーザーが有名な企業だと考える1つの目安になるわけです。また、ポジティブな感想を書いている記事は、口コミ素材として利用できます。信頼感と口コミ素材が得られるので、キャンペーンはWebマーケティングでも活躍するでしょう。
Instagramのキャンペーンにはどんな種類があるの？
キャンペーンの実施方法は1つだけではありません。そのため、内容や目的に沿った方法を選びましょう。ここでは、3種類の具体的な方法を紹介します。
①参加条件にハッシュタグを使う
参加条件に特定のハッシュタグを使う方法があります。ハッシュタグキャンペーンのメリットは、キャンペーンの主催者がユーザーのコンテンツを容易に集められる点です。自社で作成したオリジナルのハッシュタグを付けて投稿するように呼びかけるだけで始められます。
②参加条件にフォローやいいね！を使う
参加条件が「フォローといいね！をしてもらうこと」だけなら、ユーザーにとっても簡単です。この方法ならWebサイトやツールを使わなくても、いいね！をしたユーザーから抽選で当選者を選定できます。ユーザーが困らないように、投稿した記事へキャンペーンの応募方法を記載しましょう。
③参加条件にリポストやメンションを使う
キャンペーンのやり方には、ユーザーにリポストしてもらったりメンションをつけてもらったりする方法もあります。関連したアカウントを紐づける機能がメンションです。メンションを使えば、ユーザーを自社アカウントに誘導するきっかけが作れます。リポストは投稿をシェアする機能なので、多くのユーザーに見てもらうきっかけになるでしょう。
キャンペーンのやり方が分からない人へ
Web担当者でも、初めて利用するサービスではキャンペーンの実施方法が分からないと思います。キャンペーンは内容だけではなく、準備期間も大切ですよ。ここではInstagramのキャンペーンのやり方を紹介しましょう。
①キャンペーンの目的を明確にしよう
キャンペーンを始めるには、テーマやねらいを明確にする必要があります。キャンペーンを実施すること自体を目的とするのではなく、何を達成したいのかを考えてください。「公式Webサイトやfacebookなど他のメディアへ集客をしたい」「自社の商品を広めたい」など、目的があるのではないでしょうか？
Instagramのキャンペーンを活用して達成できる内容は多岐に渡りますが、相性を考えるのがおすすめです。たとえば、ユーザーが作成したコンテンツを獲得することをUGCと言います。UGCの獲得が目的なら、ハッシュタグを用いるキャンペーンと相性が良いと言われていますよ。このように、目的を設定すればキャンペーンの運用方法が分かるでしょう。
②アイディアを考えよう
目的の次に考えるのがアイディアです。キャンペーンの中でもアイディアは大事なポイントなので、自社でしっかり考えましょう。アイディアを考えるための時間を作れば、ユニークで新しいアイディアが生まれるのではないでしょうか？
「どんな商品がもらえるならユーザーにとって魅力的だろう？」「参加者は自社に何を求めているのだろう？」と徹底的に検討します。ユーザーがアクションを起こすのに有効なアイディアを考えてください。
③予算について
アイディア出しができたら、いよいよキャンペーンの内容を決めます。内容を決める上で大事なのは、キャンペーンに使える予算です。予算に余裕があれば、広告を用いて広く宣伝することができます。たとえ予算が少なくても、アイディアや工夫によってキャンペーンを成功させることができるでしょう。
④ユーザーの参加メリットはある？
自社にとってもユーザーにとってもメリットがあるのが、キャンペーンの理想の形です。たとえばブログ記事の場合、ユーザーは目次や概要を読んで「読むメリットがあるか」と素早く決めます。
それはInstagramのキャンペーンも同じ。参加するメリットが一目で分かるようにしなければなりません。抽選で当たるプレゼントの内容や当選数など、ユーザーが参加するメリットを考えましょう。
⑤実施する時期や期間を決めよう
キャンペーンを実施するときは、その時期や期間を決めましょう。キャンペーンの効果を高めるには、クリスマスやお正月など季節のイベントに合わせて行います。実施する期間は、キャンペーンへの応募数と照らし合わせて考えましょう。
⑥キャンペーンポストを投稿しよう
考えるべき内容が決まったら、いよいよキャンペーンポストを投稿します。たくさんのユーザーに拡散するので、文章に気をつけて記事を書いてください。お伝えした通りInstagramには広告機能があります。精度の高いターゲティングが可能なので、予算に余裕があるのなら活用してみてはいかがでしょうか。
⑦効果を確認しよう
インスタグラムでキャンペーンの運用を始めたら、効果を確認しましょう。「応募者の数はどれぐらい？」「投稿を見てくれた人はどれぐらい？」など、大事なデータがたくさんあります。今回のキャンペーンが上手くいかなかったとしても、多くの情報があれば次に活かすことができるはずです。キャンペーンの運用で得られた資料を活かして、次の活動を成功させましょう。
キャンペーンを成功させる方法とは
せっかくInstagramのキャンペーンを行うのですから、成功させたいですよね。ここでは、キャンペーンのポイントを解説します。それぞれのポイントを理解して、成功に導きましょう！
参加条件を難しく設定しないこと
参加条件が難しいと、ユーザーがキャンペーンへ容易に参加できなくなります。あなたは、5つも6つも参加条件のあるキャンペーンへ気軽に参加しようと思いますか？よほどのメリットがなければ、参加を諦めるでしょう。Instagramでキャンペーンを行うのが初めてなら、参加のハードルを下げるのが大事です。簡単な参加条件なら、興味のあるユーザーを増やして参加に繋げられます。
メリットを分かりやすくする
メリットが分かりにくいと、基本的にユーザーはキャンペーンに参加してくれません。そのため、キャンペーンに参加するメリットは一目見て分かるように設定してください。たとえば「ハッシュタグを付けて投稿してくれた人の中から抽選でプレゼントが当たります！」のようなものがあります。すぐに分かるメリットを設定すれば、ユーザーも集まるはずです。
Instagram以外からも参加可能にする
キャンペーンに参加できる場所が多ければ、その分ユーザーが増加する可能性も高まります。設定した参加条件が「フォロー+いいね！」の場合、インスタグラムに限らずtwitterでも参加できるでしょう。人気の高いsnsで実施すれば、多くのインフルエンサーの目に留まるかもしれません。せっかく制作したキャンペーンですから、たくさんの人に見てもらいましょう。
キャンペーンを実施するときの注意点を確認
キャンペーンには注意点があるので、必ず確認してください。
ガイドラインを確認すること
キャンペーンに関わらずSNSで企画を始めるときは、毎回ガイドラインを確認してください。SNSの運営会社がガイドラインを変更したため、話題になった例もあります。
たとえば2020年には、やり取りの見返りに現金等の提供を行うのを禁止しています。やり取りとはいいね！やフォロー、コメントなどを含むので、一時「instagramでキャンペーンは禁止なのでは？」と話題になりました。最新の規約をしっかり読んで、SNSのルールを守りましょう。
ターゲット層が合わないときもある
実施する内容によっては、ターゲット層が合わない場合もあります。主催者が購買を目的として無料プレゼントキャンペーンを実施しても「プレゼントが無料でもらえるから」と応募するユーザーが多いです。そのため、商品の購入に繋がらない事例が少なくありません。「キャンペーン内容はアプローチしたいターゲット層に合っているか？」と考察するのが大事ですよ。
ハッシュタグ投稿の成功事例を確認
ここでは、ハッシュタグ投稿でキャンペーンを行ったときの成功事例を紹介します。いずれも興味深い参加メリットを提供できていることが分かるのではないでしょうか。
大手アイスクリーム会社のキャンペーン
大手アイスクリーム会社が、毎日1名に自社のアイスクリームをプレゼントする企画を行いました。投稿者の選定方法はオリジナルハッシュタグです。参加するのが億劫に感じるハッシュタグキャンペーンでも、賞品の内容が魅力的なので応募者が集まりました。また、このキャンペーンはinstagramに限らずtwitterでも開催。興味深い参加メリットを提供したうえ、複数のプラットフォームに参入したことで成功できたのではないでしょうか？
大手コンビニエンスストアのキャンペーン
大手のコンビニエンスストアも、過去にキャンペーンを行い成功に導きました。公式アカウントをフォローするのが参加条件です。そして、自社の商品名をハッシュタグにして、ユーザーに写真を投稿してもらいました。
このキャンペーンではQUOカードプレゼントのほか、賞に選ばれると投稿した写真が全国のローソンに掲載されるのです。投稿した写真が全国に拡散されて、多くの人の目に留まるのは魅力的ですよね！
大手化粧品会社のコラボキャンペーン
大手化粧品会社の公式アカウントが、旅行ガイドブックとコラボして主催したキャンペーンがあります。キャンペーンの内容は、オリジナルハッシュタグを用いて自社の商品の写真をユーザーから集めるものでした。
こちらのキャンペーン、参加条件はハッシュタグ投稿だけではありません。メンションとフォローも参加条件に設定していました。参加条件が複雑なのに旅行者からの投稿を集められたのは、キャンペーンの開催期間にゴールデンウィークを含んでいたからです。参加条件が多少複雑でも、主催者の事業と開催期間がピッタリ合っていたのでユーザーを集められたと考えられます。
フォローといいね！が参加条件の成功事例
こちらでは、参加条件に「フォローといいね！」を設定して成功した事例を紹介します。
大手カード会社
大手カード会社は、公式アカウントのフォローといいね！を参加条件に設定しました。このキャンペーンに参加するメリットは、旅行券10,000円分が当たることです。日常生活で利用できる商品をもらえるのは、ユーザーにとって魅力がありますよ。フォロワーが増えなくて悩んでいるアカウントは、参考にしてみてはいかがでしょうか。
飲食会社のキャンペーン
大手の企業であっても、アカウントを開設した当初は認知されていません。「フォローといいね！」で気軽に始められるキャンペーンは、アカウントの認知度を向上させるのにうってつけです。ある大手の飲食会社は、開設したばかりのアカウントを広めるために「フォローといいね！」のキャンペーンを選びました。その結果、当選者を100名に設定したにも関わらずユーザーからのいいね！がおよそ9万件に達しました。
飲料関連会社のキャンペーン
ある飲料関連会社は「フォローといいね！」の他に、応募フォームからアンケートに回答するのを条件としました。キャンペーンの開催は7月なうえ、むぎ茶1ケースを当選賞品に設定したので季節の需要に合っていると言えます。また、こちらは当選人数を多く設定しているので、キャンペーンを分析すれば自社にとって有効な情報が得られたことでしょう。
化粧品会社のキャンペーン
ある化粧品会社は、新商品の宣伝にIntagramでキャンペーンを行うことにしました。コロナ禍で対面での販促が難しいので、どの企業も新商品の宣伝に苦戦しています。こんなときに、SNSは有効な手段です。参加条件はフォロー＆いいね！。また、新商品のサンプルをプレゼントして賞品目当てではないユーザーにアプローチできました。
Instagramのキャンペーンを活用しよう！
Instagramのキャンペーンのやり方をまとめました。キャンペーンを始めるには、目的やアイディアをしっかり決めるのが大切です。ここを疎かにしてしまうと、意思が一定せずユーザーに刺さらない内容になります。成功事例を参考にして、ユーザーにとって有益なキャンペーンを提供してくださいね。