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【2021年最新版】Twitterキャンペーン活用事例20選

「Twitterキャンペーンを行うものの効果がみられない。」

「キャンペーンで一時的に効果が出てもフォロワーが定着しない。」

「企画がマンネリ化し、キャンペーン内容が思いつかない。」

など、お悩みを抱えている企業のSNS担当者さんは多いのではないでしょうか?

いまや、SNSマーケティングをする上で欠かせない手段となっているTwitterキャンペーンですが、具体的に“どのようなキャンペーンを企画すれば成果を出せるのか”と頭を悩ませますよね。

そこで本記事では、企業におけるTwitterキャンペーン活用事例をまとめてご紹介し、成功に至ったポイントを目的別に解説します。

Twitterキャンペーンを成功させたい企業の担当者さんは、ぜひ参考にしてみてください。

Twitterキャンペーンとは

そもそもTwitterキャンペーンとは、Twitter上で行うプレゼント企画のことです。ユーザーにキャンペーン応募してもらうことで宣伝効果を狙うことができます。

ひとことでTwitterキャンペーンと言っても内容はさまざまであり、効果的に行うには綿密なプランニングをする必要があります。

やり方を間違えてしまうと、期待していた目的にまったく効果を得られないケースもあります。

そのため、キャンペーンの目的と目標を明確にすることがとても重要です。

何を目的としてキャンペーンを実施するかを設定したら、ターゲットやプレゼントの選定、キャンペーンの詳細を決めていきましょう。

キャンペーンの種類

Twitterキャンペーンには、主に以下の6つの種類があります。

  • フォロー&リツイートキャンペーン
  • フォロー&いいね!キャンペーン
  • 引用リツイート(引用ツイート)キャンペーン
  • ハッシュタグキャンペーン
  • カンバセーションボタン
  • インスタントウィンキャンペーン

それでは、以下で詳しく解説します。

フォロー&リツイートキャンペーン

一般的によく使われているのが、この「フォロー&リツイート(RT)」形式のキャンペーンです。

対象のアカウントをフォローし、キャンペーンツイートをリツイートすることでキャンペーン応募ができる仕組みです。

この手法は、ユーザーにとって応募フォームへ入力といったような手間がないため、応募のハードルが低く、多くの参加数が期待できます。

フォロー&いいね!キャンペーン

キャンペーン実施しているアカウントをフォローし、該当のツイートにいいね!ボタンを押すだけで応募ができる仕組みのキャンペーンです。

「○○の場合はRT、△△の場合はいいね!」というようにリツイートキャンペーンと合わせて行っているケースも増えています。

いいね!の場合は、必ずしも拡散されるわけではないため拡散力は弱くなりますが、タイムラインにキャンペーンツイートを流したくないユーザーにとってはこちらの方が参加しやすいというメリットがあり、多数の応募数を狙うことができます。

引用リツイート(引用ツイート)キャンペーン

該当のキャンペーンツイートを引用して、自分のコメントをつけて投稿すると応募できるキャンペーンです。

「引用ツイート」または「引用リツイート(引用RT)」と表示される場合がありますが、どちらも同じ方法で行います。

ユーザーのコメント付きで拡散できるため、UGC(ユーザー生成コンテンツ)としても活用することもできますが、コメントをつける手間が加わることから、上記二つに比べ、応募数は増えにくい傾向にあります。

ハッシュタグキャンペーン

商品写真や感想などを、ハッシュタグと一緒に投稿することで応募できる仕組みのキャンペーンです。

複数の中から1位を決める「総選挙」などにも使用され、ユーザー参加型で盛り上がりやすく、話題性のあるキャンペーンを狙うことができます。

その反面、写真を用意したりコメントを書くという手間がかかるため、話題にならなければ参加人数を伸ばすのが難しいというデメリットがあります。

カンバセーションボタン

Twitter広告のカンバセーショナルカードという機能を使用したキャンペーンです。

ツイートに最大4つのカンバセーションボタンという選択肢を表示でき、ユーザーが選択すると自動的に選んだハッシュタグのついた投稿ができるので、簡単に応募できるのが魅力です。

最近では、クイズ形式になっているものも多く、ボタンをタップするだけでクイズに参加できるため、多くの参加数を期待できます。

インスタントウィンキャンペーン

インスタントウィンとは、抽選結果がその場でわかる仕組みのことです。

結果を待つ必要がないので、手軽に応募できるのが最大の魅力となっています。

フォロー&リツイートや、カンバセーションボタンを使ったキャンペーンとの組み合わせで使用されることが多く、参加人数は非常に多い傾向にあります。

ユーザーから応募があれば、応募条件を満たしているかの確認をし、自動的に返信する必要があるため、企業はインスタントウィンに対応したツールを導入する必要があります。

Twitterキャンペーンで効果を生み出すポイント

応募条件を複雑にしない

ユーザーにとって、Twitterキャンペーンの魅力は何といってもその応募の手軽さです。

従来の懸賞応募はハガキを用意したり、感想を記入したりと何かと手間がかかるのに比べ、Twitterキャンペーンはボタンをタップするだけで応募ができるなど応募ハードルが低い場合がほとんどです。

そのため、複数のアカウントをフォローする、複雑なハッシュタグをつける、サイトやアプリのアカウント登録が必要になる、などの応募に手間がかかるキャンペーンは参加数があまり伸びません。

“フォロワー数を増やしたい”といったような、ある程度の参加数が必要な場合は、複雑なキャンペーンは避けた方がよいでしょう。

“面白い”と思ってもらえるハッシュタグ

SNSのユーザーは、いわゆる“バズりそう”なネタを求めている人が多い傾向にあります。

またTwitterでは、“おもしろい”と感じたものをシェアして他人と共有したいユーザーも多く、いったん火が付くと一気に話題になるという特徴があります。

話題になりそうなハッシュタグをキャンペーンに使用することで、多くの拡散を狙うことができます。

以下の丸亀製麺の公式アカウントで行われたキャンペーン例は、「#丸亀製麵さん推しが尊いです」というハッシュタグをつけてエピソードを投稿すると抽選でクーポンがもらえるという内容で実施されました。

うどんとは関係の無い「推し」に関するエピソード投稿して応募できるというユニークな内容で話題となり、たったの数時間のみの開催でしたが応募数は約12,000件にまで及びました。

丸亀製麺【公式】(株式会社トリドールホールディングス)

キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿

季節などのイベントに合わせたプレゼント

SNSユーザーは若い世代の割合が多いことから、季節のイベントへの参加も積極的である場合が多くみられます。

例えば、入学・入園の季節や、ハロウィン、クリスマスなど、その季節やイベントにあったプレゼントを用意することで、そのキャンペーンへの参加意識を高めることができます。

サニパック公式アカウントでは、以下のようにハロウィンにちなんだ賞品を選定し、初めてその場で結果がわかるインスタントウィンを採用したキャンペーンを実施しました。

結果、それまでのキャンペーンを大きく上回るリツイート数とフォロワー数を集め、大成功を収めました。

サニパック(日本サニパック株式会社)

キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)

インパクトのあるクリエイティブ作成

キャンペーンツイートに、画像や動画などのクリエイティブ(広告素材)をつけることが一般的ですが、特に動画の場合はユーザーの目に留まりやすく効果的です。

以下のローソン公式アカウントの例では、おすすめ商品の魅力をグッと生かしたインパクトのある動画で、ユーザーの心を引き付ける工夫がされています。

ローソン(株式会社ローソン)

キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)

また、10日間毎日10,000人に当たるという大規模なキャンペーンだったこともあり、累計リツイート数は異例の320,000件を超え、話題になりました。

ここからは、実際に行われ、且つ人気のあったTwitterキャンペーンをまとめてご紹介します。

自社の目的を踏まえて、ぜひお手本にしてみてください。

フォロワー獲得を目的としたTwitterキャンペーン事例

イオン(イオン株式会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:10日間、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:♯イオンチャレンジ
  • 期間中毎日トップバリュバーリアル(お酒)引換券を抽選で2000名にプレゼント。
  • 当選総数20,000件

イオンでは、プライベートブランドの“トップバリュ”商品のバーリアルをプレゼントにしたキャンペーンを実施しています。

20億本の販売実績が大きく表示されたインパクトを与えるクリエイティブでユーザーの興味を引き、さらに毎日2000人と、多くの当選数を設定したことで、成功を収めています。

当選数が多く設定しているとユーザーに「応募すれば当たるかもしれない」と感じてもらいやすく、参加数増加につなげることができます。

日本生命(日本生命保険相互会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:Wフォロー&リツイート
  • キャンペーン実施期間:13日間
  • ハッシュタグ:#プチギフト・日本生命コラボキャンペーン
  • 抽選で100人にケンタッキーフライドチキンの電子クーポンをプレゼント。

こちらのキャンペーンは、日本生命と株式会社エムディーピーが運営する“プチギフト”のコラボキャンペーンとなっており、両方のフォロワーにアプローチできるため、広い拡散と新しい層のフォロワー獲得が期待できます。

また、コラボキャンペーンは多くの場合2つのアカウントをフォローする手間がありますが、ケンタッキーフライドチキンの人気商品をプレゼント特典にしたこともあり、3万件を超える参加数を記録しました。

きのこの山・たけのこの里(株式会社 明治)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(“きの山さん”または“たけ里ブラザーズ”をフォロー)
  • キャンペーン実施期間:30日間
  • ハッシュタグ:♯47都道府県きのこたけのこ愛のお返し
  • きのこたけのこ愛のお返しセットを抽選で各47名にプレゼント。

株式会社明治の「きのこの山」と「たけのこの里」は、以前よりTwitter上で“どっち派”問題が繰り広げられており、公式アカウントでは2019年から「きのこたけのこ国民大調査」が毎年行われ、話題となっています。

上記のキャンペーンは、2020年に行われた国民大調査の参加者へのお礼として実施されました。

「愛のお返し」というほっこりするキャッチフレーズや、人気アイドルをイメージキャラクターとして起用したことでさらに注目され、「国民大調査」参加者だけでなく多くのユーザーが参加しました。

キッコーマン豆乳 公式(キッコーマン株式会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿(カンバセーションボタン)
  • キャンペーン実施期間:約1か月
  • ハッシュタグ:♯ホッ豆乳ラブストーリー
  • 抽選で40人にホッ豆乳が楽しめるセットをプレゼント。

キッコーマン豆乳公式アカウントでは、カンバセーションボタンを使用して“好みの豆乳アレンジ”を選ぶことで、対象のキャラクターのラブストーリーアニメが見られるという斬新なキャンペーンが実施されました。

抽選で当たるプレゼントよりも、ホッ豆乳ラブストーリーのアニメが話題を呼び、携わったイラストレーターのアカウントからも拡散されたことで、既存フォロワーだけでなく多くのアニメファンにアプローチに成功しています。

特典のアニメには、人気声優や人気イラストレーターを起用するなど豪華な内容となっており、比較的長期のキャンペーンにもかかわらず、連日多くのリツイートで拡散されました。

UGCを活用したTwitterキャンペーン事例

UGCとは、ユーザー生成コンテンツのことでユーザーが実際に使った使用例や口コミなどがそれに含まれます。

企業の宣伝に比べて、リアルなユーザーの声が反映されるため、購買促進などにとても有効です。

【公式】カゴメ(カゴメ株式会社)

  • キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ(カンバセーションボタン)と写真と感想を投稿。
  • キャンペーン実施期間:約2ヵ月
  • ハッシュタグ:♯基本のトマトソース使ってみた
  • 当選した20名にAmazonギフト券をプレゼント

カゴメ株式会社は、「基本のトマトソース」を使った料理の写真を♯基本のトマトソースを使ってみた”のハッシュタグと合わせて投稿するように呼びかけ、実際の料理写真が数多く投稿されました。

トマトソースの様々な使い方が紹介され、ターゲット層である主婦間で多くの会話が生み、商品に対する認知度の向上や購買促進につなげています。

NITORI(ニトリホールディングス)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)/フォロー&ハッシュタグと写真投稿
  • キャンペーン実施期間:10日間、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:♯ニトリで収納 ♯ニトリで見つけた
  • リツイートキャンペーンと写真投稿キャンペーンの同時開催で、リツイートキャンペーンで35人、写真投稿キャンペーンで10人に2,000円分の商品券プレゼント。

大手家具のニトリでは、TwitterとInstagramで同時にフォロー&リツイート(Instagramは“いいね”)キャンペーンを開催し、合わせて50,000件を超えるリツイート、いいねと多くの新規フォロワー獲得に成功しました。

また写真投稿キャンペーンも続けて行い、ニトリの定番商品である収納アイテムを使った多くのUGCが生み出されました。

リツイートキャンペーンによる認知度向上だけでなく、購買促進もあわせた賢明なキャンペーンとなりました。

ウェブサイトへの誘導・アプリダウンロードを目的としたTwitterキャンペーン事例

LINEマンガ(LINE Digital Frontier株式会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:10日間、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:♯全巻あげちゃうから読みたいマンガ教えて
  • 抽選で総勢777人に“読みたいマンガ”全巻が購入できるマンガコインをプレゼント。Wチャンスとして抽選で1000人に500マンガコインプレゼント。

LINEマンガが7周年を記念してマンガが無料になるキャンペーンを実施しました。

既存ユーザーがキャンペーンに参加しやすくなるよう、LINマンガアプリ内でもキャンペーン告知をしたことや、読みたいマンガをユーザー自身が決められるというユニークな点が話題となり、広く拡散されました。

また、抽選結果をアプリ内で確認できるように設計したことで、アプリの新規DL数を大幅に増やすことに成功しています。

プレゼント特典が自社サービスに関連しているため、しっかりとターゲット層にアプローチでき、親和性の高いフォロワーを増やすことにつながっています。

メルカリ(株式会社メルカリ)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿(カンバセーションボタン)
  • キャンペーン実施期間:14日間
  • ハッシュタグ:♯メルカリで買ったもの自慢
  • 抽選で100人に5000円分のメルカリポイントをプレゼント。

大手フリマサイト“メルカリ”で行われたキャンペーンでは、ハッシュタグが付いたカンバセーションボタンが設置されているため簡単に投稿できるうえ、5000円分という高額なプレゼントが用意されていることで、多くのユーザーがキャンペーンに参加しました。

写真投稿は必須ではなかったものの、「この商品がお得に購入できた」などのコメントと写真を投稿するユーザーが多く、有益なUGCを生み出しており、メルカリを使用していない新規ユーザーへのアプローチに成果をあげています。

minikura(寺田倉庫株式会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:約1ヵ月、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:♯minikura
  • 抽選で100人に1000円分のAmazonギフト券&はずれても10人にクリーニングバックプレゼント。

自分専用の倉庫を持てるクラウドストレージサービスを提供しているminikura(ミニクラ)では、サービス認知拡大と自社サイト誘導を目的としてフォロー&リツイートキャンペーンを実施しました。

ターゲット層の興味を引き付けるクリエイティブを使用したことや、手軽なインスタントウィンを採用したことで、累計23万件ほどリツイートされる結果となり広く拡散されました。

さらに、リプライには抽選結果用のURLを付け、サイトアクセス後に結果を確認できる世に設計したことにより、Twitterから自社サイトへの誘導に成功しています。

ブランド認知度の向上を目的としたTwitterキャンペーン事例

ミスタードーナツ(株式会社ダスキン)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ投稿(カンバセーションボタン)
  • キャンペーン実施期間:約2か月間
  • ハッシュタグ:♯ミスドの思いド
  • 特賞として1人に5000円分のミスタードーナツカード他、抽選で500人に記念ミスタードーナツカードをプレゼント。

50周年を迎えたミスタードーナツは、「ミスドの思いド」としてミスタードーナツの思い出エピソードを募集し、特賞に選ばれると5000円分のカードに加え、店内BGMとして俳優の菅田将暉氏に読んでもらえる権利が当たるキャンペーンを実施しました。

カンバセーションボタンを設置することで簡単にハッシュタグ付きの投稿ができるようにしたことで、応募総数は約15,000件とハッシュタグキャンペーンとしてはとても高い数値を記録しました。

幼い頃の思い出やアルバイトの思い出など、ユーザーが様々なミスドの思い出を投稿することで温かみのあるUGCが多数生み出されました。

お~いお茶 新緑(伊藤園)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート後、アンケート回答
  • キャンペーン実施期間:先着順
  • ハッシュタグ:“♯飲む深呼吸”“♯お~いお茶新緑”
  • 先着30万人に伊藤園新商品「お~いお茶新緑」をプレゼント。

伊藤園では新商品の「お~いお茶新緑」の認知拡大のため、Twitterや店舗などあらゆるチャネルで大規模なキャンペーンを実施しました。

一般的な抽選方式ではなく先着制にしたことで「お得情報」として話題となり、主婦を中心に一気に拡散されました。

その結果、フォロー&リツイートだけでなく“アンケート回答”というひと手間があるキャンペーンにもかかわらず、多くのユーザーが参加する結果となりわずか1週間で30万本が終了しました。

また、TwitterキャンペーンとあわせてLINEや店頭キャンペーンなど、さまざまなチャネルでキャンペーンを開催していたため、新商品の認知度拡大に成功しています。

メンソレータム(ロート製薬株式会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&ハッシュタグ、広告コピーを投稿
  • キャンペーン実施期間:7日間
  • ハッシュタグ:♯雪国環奈のコピー書いてみた
  • 当選すると電車ジャック広告に実際に起用されるほか、橋本環奈賞に選ばれるとサイン入りポスターをプレゼント。
  • コピーが採用されなかった場合も商品を抽選で50名にプレゼント。

メンソレータムのアカウントで行われたこちらのキャンペーンは、選ばれたコピーを実際に広告に起用すると言うコンテスト形式で行われました。

人気タレントを起用していることや、Twitterの枠を超えて電車内広告に掲載されるという珍しい特典が話題となり、開始5時間でトレンド入りするなど大きな反響がありました。

Twitterでは、大喜利のような面白い企画が話題となる傾向にあり、「コピーを書く」というユーザーが楽しめる内容となっているのも成功要因とみられます。

リツイートキャンペーンでないにもかかわらず、リツイート件数は約6,000件、応募数は約20,000件にも及びました。

ガスト(株式会社すかいらーくホールディングス)×ハウス食品株式会社

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:10日間、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:♯しっかり食べて暑さを乗り切れキャンペーン
  • 抽選で100人に500円分の食事券&ハウス食品のカレー商品をプレゼント。

ガストとハウス食品のコラボキャンペーンでは、どちらかのアカウントをフォローし、対象のツイートをリツイートするだけで応募でき、更にインスタントウィンを採用したこともあり多くのユーザーが参加しました。

コラボレーションのメリットを生かし、それぞれのアカウントへ互いに誘導することで、潜在顧客へのアプローチ、新規フォロワー獲得にもつながっています。

また、リツイート数はガストとハウス食品の両方で累計30万件ほどに及び、ブランドイメージの認知拡大に成功したと言えるでしょう。

QuoカードPay(株式会社クオカード)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート
  • キャンペーン実施期間:ほぼ毎日、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:なし
  • 抽選で10人に1000円分のQUOカードPayをプレゼント。

QUOカードPayのアカウントでは、ほぼ毎日同様のプレゼントキャンペーンが行われており、毎回異なるユニークな画像やコメントが話題を呼んでいます。

ほぼ毎日行われているプレゼントキャンペーンは、毎回1万件以上拡散されるほど人気のキャンペーンとなっており、キャンペーンで獲得した新規フォロワーをつなぎとめる工夫が見られます。

また、普段のツイートでは、他社で実施されている「QUOカード」プレゼントキャンペーンなども紹介しており、懸賞好きのユーザーをうまく囲い込んだ運用方法となっています。

来店・購買促進を目的としたTwitterキャンペーン事例

七輪焼肉安安(株式会社富士達)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:1か月半、毎日応募可能
  • ハッシュタグ:なし
  • 当選者には店舗で使える2000円分の食事券&落選した場合も牛タン塩1皿プレゼント。

リーズナブルな焼肉 七輪焼肉安安では、食事券の当選数を1000人分と多く設定し、はずれても“牛タン塩1皿プレゼント”というユーザーにとってとても魅力的なキャンペーンを実施し、話題となりました。

広く拡散された結果、当選の食事券はもちろん、はずれクーポンを利用しに来店するユーザーも多く、来店促進に成果を上げました。

実際に、同キャンペーンで導入されていたechoesによると、クーポン利用率は53%と高い水準となり、フォロワー数は2.6万人も増加したようです。

参考:【七輪焼肉安安、テレビCMに替わりTwitterが一番の広告塔に!】クーポン利用率53%を記録した、来店直結型Twitterプロモーションとは?

ワタシプラス(資生堂)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(5日分のツイートをRT)
  • キャンペーン実施期間:5日間
  • ハッシュタグ:♯dプログラムで毎日ケア
  • 抽選で100人にdプログラム化粧水小型(5種)、はずれても“ワタシプラス”で使える300円クーポンをプレゼント

資生堂が手掛ける化粧品ECサイトのワタシプラスでは、連日投稿されるキャンペーンツイートをスタンプラリーのように5日間リツイートすることで応募できるキャンペーンを実施しました。

5日間のリツイートと少々手間がかかりますが、「5日間で肌を育てる情報を配信」という主なターゲット層である女性が知りたい情報を発信したことで、毎日5000件以上のリツイート数となり、広く拡散されました。

また、当選者以外にクーポンをプレゼントしたことでオンラインショップでの購買促進につなげています。

サブウェイ(日本サブウェイ合同会社)

キャンペーン概要

  • キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)
  • キャンペーン実施期間:4日間
  • ハッシュタグ:♯大人デミプレゼント
  • 抽選で1000人に大人デミグラスチキンの無料クーポン、外れても割引クーポンをプレゼント

人気サンドウィッチ店サブウェイでは、witter上の“交換交渉”等でよく利用される「譲:○○ 求:△△」というフレーズを利用したユーモアのあるキャンペーンを実施しました。

話題性のあるテキストに加え、クリエイティブのGIF画像は分かりやすくユーザーにインパクトを与える内容となっており、連日30,000件以上リツイートされるほど人気のキャンペーンとなりました。

Twitterキャンペーンの注意点

Twitter公式のキャンペーンガイドラインを遵守する

Twitterでは、ユーザーがキャンペーン応募によってTwitterのルールやガイドラインに違反することがないように、キャンペーンを主催する側にもガイドラインを設けています。

キャンペーンを実施する前に、以下の内容を必ず確認し違反のないように注意しましょう。

複数アカウントを作成させない

複数アカウントを作って応募したアカウントは当選資格を失うことを必ず明記してください。

繰り返し同じツイートをさせない

1日に複数回同じツイートをした場合は当選資格を失うことを明記することを推奨してください。

※同じツイートを複数回行うとアカウントが停止されるなどの可能性があるため

すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう

@を付けてもらうことで自社の@ツイートに必ず表示させるため、確認漏れを防ぐことができる。

キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する

関連性のないハッシュタグを使用することでTwitterルール違反となる場合がある。

⑤Twitterルールに準拠する

Twitter上のルールhttps://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-rulesに準拠する。

適用法令および規制

法令や規制は必ず準拠していることを確認する。

参考:キャンペーンの実施についてのガイドライン|Twitterヘルプセンター

応募規約を表記する

応募規約とは、キャンペーン期間、プレゼントの内容、当選者数、応募方法などを明記したものです。

記載がない、または表記に漏れがあると、思わぬトラブルが起こってしまう可能性がある為、必ず明記しておきましょう。

表記する場所は、キャンペーンツイートのスレッドとして表記するほか、LP(ランディングページ)を作成して記載する方法もあります。

そのほか、商品の発送などで個人情報が必要な場合は“個人情報の取り扱い”や、“注意事項・禁止事項”なども表記しておくと安心です。

スムーズにキャンペーンが実施できるよう事前に対策しておきましょう。

キャンペーンで獲得した新規ユーザーを囲い込む

キャンペーン終了後にフォローを外すユーザーは決して少なくありません。

継続してフォロワーでいてもらうためには、ユーザーに「自分にとって有益な情報を発信している」と思ってもらうことが非常に重要となります。

少なからず自社商品やサービスに興味を持っているユーザーと見込めるため、顧客でいるメリットを発信したり、キャンペーンを定期的に行うなど、新規フォロワーを逃さない工夫をしましょう。

キャンペーンを計画する際には、これらの“囲い込み”の計画も併せて行っておくとスムーズです。

まとめ:事例を手本に話題性のあるキャンペーンでユーザーを巻き込もう

いかがでしたか?

今回は、2021年版の参考にしたいTwitterキャンペーン事例を20例ご紹介しました。

手法はさまざまですが、それぞれに共通して言えることは、ハッシュタグやクリエイティブ、企画内容などをうまく利用して“話題性”を生み出していることが挙げられます。

Twitterは、おもしろいものやめずらしいものなど、話題性が高いものは瞬く間に拡散されます。

「誰かに教えたい」

「みんなに見てほしい」

とユーザーに思ってもらえるようなキャンペーンは多くの拡散が期待できます。

また、今回紹介した事例では、自社のターゲット層やキャンペーンの目的に合わせて企画している点も共通点として挙げられます。

自社のフォロワー数やフォロワーの属性を見極め、適している手法は「フォロー&リツイート」なのか「ハッシュタグ&写真投稿」なのか、など慎重にプランニングすることが大切です。

今回紹介した成功事例を参考に、自社キャンペーンの企画に役立ててください。