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Instagramの非公開アカウントとは?│設定するメリットや方法を解説!

Instagramは国内外のユーザーとつながったり、投稿を共有したりできるツール。
しかし楽しいことばかりではありません。
ときには思いがけないトラブルに発展する可能性がなきにしもあらず。

そんな事態を避けるために、あえて非公開アカウントに設定するユーザーがいます。
自分のフォロワー以外は基本的に投稿を閲覧できないため、意図しない相手から
フォローされるリスクを軽減できるメリットあり。

この記事では、Instagram の非公開アカウントについて分かりやすく解説しましょう。
設定方法やメリットを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

1  非公開アカウントとは?

相互フォローの相手しか閲覧できないように、制限をかけているアカウントです。
基本的には、フォロー外のユーザーは投稿をみられません。

「基本的に」と表現したのは、非公開アカウントの投稿を閲覧する方法が存在するから。
Instagramにはいわゆる“見る専ユーザー”が結構な数で存在するのです。
そのような人たちは、さまざまな手段で非公開アカウントの投稿を閲覧しようとするもの。

実際に閲覧専門のアプリが開発され、世の中に出回っています。
つまり、鍵アカに設定しても完全なる非公開にはならないということ。
インターネット上にコンテンツを投稿する以上、致し方ありません。

2 非公開アカウントに設定するメリット&理由とは?

ここで説明するのは下記の2点。

・鍵アカにする4つの利点
・鍵アカにしたい3つの理由

それぞれについて、詳しくみてみましょう。

(1) 設定するメリット

① 他のユーザーに身元を特定されにくくなる

公開アカウントでは、誰でもプロフィールや投稿内容を閲覧できます。
「いいね」やフォロワーが増えるのはうれしいですが、弊害もあるのです。
それはあなたの身元を特定されてしまう可能性があること。

特定されても特に気にしないのであれば問題ありません。
そうでないなら、非公開にしておくべきでしょう。

なお、Instagramのアカウントを開設する際に連絡先を同期させるのは避けましょう。
思わぬところで知り合いとつながる可能性ありです。

② 知らないユーザーにフォローされにくい

Instagramに限ったことではないのですが、SNSを利用していると意図しない相手から
フォローされるかもしれません。
なかには、フォローバックするべきか迷うユーザーもいます。

無理に相互フォローする必要はありませんが、そんなことに迷う時間がもったいないですよね。
非公開アカウントにすると、見知らぬ人からフォローされた際にフォロー申請が届きます。
申請を承認するもしないもあなたの自由。
リストから削除すれば、そのままリクエストを拒否できます。

③ 検索画面に投稿が表示されない

Instagramの検索画面をご覧いただくとおわかりいただけますが、
ランダムに「おすすめの投稿」が出てきます。
おすすめのフィード投稿やライブ配信などが閲覧できるシステム。

しかし、知らないところで自分の投稿が表示されることに抵抗がある人もいるでしょう。
非公開アカウントに設定すると、先ほど挙げたものはすべて表示されなくなります。
ハッシュタグ検索から外れるので、そもそも引っかかりません。

④「見る専」ユーザーをブロックできる

Instagramには、見るだけで使いたい人が多数います。
最近では「見る専」ユーザーにとって便利な閲覧用のツールが出回っているほど。
フォロワー以外に投稿を見られたくない人からすると、あまりいい気はしませんよね。

非公開アカウントには、外部アプリからの閲覧を制限できるメリットがあります。
それでも完全に防ぎきれませんが、かなりの確率でブロックできるはず。

(2) 非公開アカウントにしたい理由

メリットとやや内容が被りますが、非公開アカウントにしたい理由についても説明しましょう。

① アカウントのなりすまし被害を防げる

本当にあった怖い話として、こんなものがあります。
見知らぬ第三者が他人のアカウントを乗っ取り、迷惑行為をしました。
その乗っ取られたユーザーは、後日フォロワー全員に謝罪のメッセージを送らなければならない事態に。

顔が知れた有名人はもちろん、一般人でさえも上記のようなトラブルに巻き込まれかねないのです。
非公開にしたくなる気持ちもわからなくはありませんね。

② 無用なトラブルを避けたい

SNSは相手の顔が見えません。

それを逆手にとって心ないコメントをするユーザーがいます。
面と向かっては口に出せない言葉を、堂々とぶつけられるのがSNSの怖いところ。
楽しくInstagramを使っているのに、ごく一部のユーザーのせいで気分を害したくはありません。

非公開アカウントにしたい人は、フォロワーを増やすのが目的ではなく、あくまで親しい人と
交流したいと考える傾向が見受けられます。

③ 投稿を無断で使用されるのを防げる

公開アカウントの投稿は、誰でも自由に閲覧したり、記事に埋め込んだりできます。
自分の投稿が使われるのは「いいね!」と思われている証拠。

うれしいことではありますが、相手は必ずしも善人とは限りません。
どのような目的で使われるかは予測不可能。
誰かが記事に転載するために投稿を埋めこむと、あなたの写真が不特定多数にさらされてしまうのです。

これも実際にあった事例で、とあるサイトで友人の顔写真が使われているのを目撃したという人がいました。
軽い気持ちで顔出しするのは避けるのが無難です。

3 非公開アカウントに設定する方法

ここからは、より踏み込んだ内容に入ります。
非公開アカウントに設定する方法は、スマートフォン・PCで共通。
ぜひ覚えておきましょう。

(1) 設定方法

① プロフィール画面を開き、右上のメニューボタンをタップ
②「設定ボタン」をタップ
③「プライバシー設定」をタップ
④「アカウントのプライバシー設定」をタップ
⑤「非公開アカウント」のスイッチをオンに切り替える

設定を解除して公開アカウントに戻したい時は、⑤で非公開アカウントから公開モードにします。

(2) 非公開アカウントから公開アカウントに戻す際の注意点

非公開にしたけど、やはり通常の公開モードに戻したい。
事情により、気持ちが変わることもあるでしょう。
設定を変えるのは簡単です。
しかし、その前に確認しておくべき事項があるのです。
それが「フォロー申請」の有無。

Instagramユーザーはおわかりかと思いますが、たまにフォロー外のユーザーから
フォロー申請が届きます。
非公開アカウントの状態から公開モードに戻す前に、フォローリクエストが
きていないか見ておきましょう。
うっかり見逃すと、非公開にしていた間に届いた申請が自動的に承認されます。
そのなかにフォローされたくないアカウントが含まれているかもしれません。
事前にリストから外しておけば問題なし。

4 非公開アカウントにすると、他のユーザーからどう見える?

最初から非公開にしている人は、いうまでもなく投稿が見えない状態でアカウントが存在しています。
しかし、何らかの理由で途中から非公開に切り替えるパターンもあるでしょう。
その場合、第三者からはどう見えるのか気になりますよね。
ここでは、非公開アカウントで公開されるものとされないものについて解説します。

(1) 公開されるもの

① ユーザーネーム

Instagramのシステムの都合上、名前は誰でも閲覧できます。
なるべく個人を特定できないように、自分と無関係の名前をつければ安心。

② アイコン

名前と一緒に、アイコンも表示されます。
はじめから設定しないのも有効な手段でしょう。
あるいは個人情報が読み取れない画像を使うべき。

③ プロフィール

残念ながら、プロフィールも公開対象に含まれます。
必要最低限の情報のみを掲載すれば問題なし。
ほとんど情報がないアカウントは珍しくありません。

④「いいね」やコメント、ストーリー・ライブの閲覧履歴

非公開にする前の行動の足跡は残ります。
設定後は、ライブ配信やリール動画を閲覧しないように気を付けましょう。

⑤ 投稿へのタグ付け

相互フォローしているフォロワーの投稿に、あなたがタグ付けされることがあります。
その時にタグ付けした人物のフォロワーは、タグ付けされた相手(=あなた)を表示できるのです。

「そんな機能があるの?」と不安になったかと思いますが、ご安心ください。
タグからあなたのプロフィールを閲覧しても、投稿自体は非公開。
すでに紹介した①~④以外は見えないようになっているのです。

(2) 公開されないもの

① フィード投稿

アカウントを非公開にした時点で、過去に投稿した内容は閲覧制限がかかります。
新規投稿も、もちろんフォロワー以外は見られません。

② ストーリー・ハイライト

動画の存在自体は、プロフィール画面に丸いアイコンが表示されるので確認できます。
しかし、アイコンをタップしてもフォロワー以外は再生できません。
ハイライト(過去のストーリーズを編集したもの)についても同様。

③ Instagram以外のSNSに投稿した内容

Instagramに投稿したコンテンツを、FacebookやTwitterへ同時投稿しているユーザーもいるでしょう。
便利な反面、露出が増えてしまうリスクがあるのが悩みどころ。
Instagramを非公開設定にしておけば、他のSNSからアクセスしたユーザーに対して閲覧制限がかかります。

④ フォローしているアカウント・フォロワー数

プロフィール画面には、フォロワーやフォロー中のアカウント数が表示される仕組み。
これらをクリックすると、一覧が表示されます。
そこから他のアカウントをフォローする場合もあるでしょう。

便利な反面「何だかプライバシーを覗き見されているみたい」と感じる人がいるはず。
それならば、アカウントを非公開に設定しておくべき。
表示自体は消えませんが、一覧をチェックできなくなります。

5 16歳未満のユーザーに関する注意点

Instagramの規約は、世相を反映して変更を重ねてきました。
ここで紹介する注意点も、その変更の1つ。

新型コロナ感染症の拡大により、SNSは気軽なコミュニケーションツールとして注目されました。
ビジネスはもちろん、プライベートでも大活躍。
遠方にいる相手とスマートフォンやパソコンでつながれる利便性は、何にも代えがたいもの。

その反面で、未成年者がトラブルや犯罪に巻き込まれる機会が増加しているのも事実。
そこで2021年7月28日より新たな規約が加わりました。
16歳未満のユーザーが新規アカウントを作成するさいに、デフォルトで非公開設定になる
システムが導入されたのです。
ただし、一部の国や地域では18歳未満とされています。

すでに公開設定されているアカウントに関しては、Instagramから通知が届きます。
非公開にするメリットや方法を説明し、設定するように促すもの。
もちろん強制ではなく、本人の意思で投稿を公開するのは問題ありません。

余談ですが、多数の若年層が非公開アカウントにしてInstagramを利用しているという調査結果が出ています。
もともと未成年ユーザーは、大人のユーザーから見つかりにくいよう保護されているのです。
そこをさらに強化したといえるでしょう。

6 アーカイブ機能を有効活用する

ここまで、おもに非公開にするメリットや方法を説明してきました。
非公開にはしたくないけれど、一部の投稿を非表示にしたい場合もあるでしょう。
そんな時に役立つのが、アーカイブ機能。

ところで、ライブ配信動画は通常30日で削除されます。
残しておきたいなら、IGTVに保存してからアーカイブに移すのがオススメ。
現状では、パソコンから設定できませんのでご注意を。

(1) アーカイブ機能とは?

特定の投稿のみ、他のユーザーが閲覧できない設定にする機能のこと。
一時的に隠しておくイメージです。

たとえば、企業の公式アカウントのキャンペーンに関する投稿。
これはもちろん期間限定でしょう。
のちのち参考にしたいけど、古い情報ゆえフィード投稿に残しておきたくない。
こんなお悩みは、アーカイブにすれば一発で解決できるのです。

また、グリッド投稿(分割投稿)でもアーカイブ機能が使えます。
グリッド投稿とは、1枚の写真を3~9枚に分けて投稿する方法。
いつも通り写真を投稿したあとで一時的にアーカイブに置き、必要な写真がそろったら
タイムラインに復活させるのです。

プロフィール画面だと大きな写真のように表示されます。
手の込んだやり方ゆえ、アカウントに統一感やインパクトを持たせる効果は抜群。

【アーカイブに保存できるもの一覧】
・フィード投稿
・ストーリー
・ハイライト
・ライブ配信

こんなやり方もあるので、頭の片隅に置いておくと、いつか参考になるかもしれません。

(2) アーカイブにする際の注意点

① 検索結果や埋め込みで表示されなくなる

投稿をアーカイブに保存した場合、検索システムから外れます。
タイムラインにも表示されません。
非表示にしたい時の機能なので、当然といえば当然ですね。
アーカイブに移すものとそうでないものを分けておくとわかりやすいでしょう。

② 投稿を直接シェアすると他人が閲覧できる状態になる

ストーリーに関しては、宛先を指定すると投稿を共有可能です。
アーカイブは本人しか閲覧できませんが、このやり方だと送り先のユーザーに限って視聴できます。
送信相手はくれぐれも慎重に選びましょう。

7 まとめ

今回は、Instagramの非公開アカウントについて解説しました。
最後に内容をまとめておきましょう。

・非公開アカウントとは何か?
・非公開アカウントに設定するメリットとは?
・非公開に設定する方法は?
・非公開にすると第三者からどう見えるのか?
・16歳未満のユーザーが新規にアカウント作成すると非公開設定になる
・アーカイブ機能を使えば投稿を非表示にできる

Instagramを筆頭に、SNS は「諸刃の刃」といえる側面を持っています。
使い方次第でプライバシーの侵害につながったり、あるいは漏洩されてしまったりする危険を秘めているツール。
アカウントを非公開設定にすることで、あなたの情報が守られる確率が上がります。
必須ではありませんが、必要に応じて公開・非公開やアーカイブ機能を使い分けましょう。