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SNSハッシュタグの活用法&集計に便利なツール紹介【Twitter・Instagram】

SNSを活用するためには、機能について正しい機能を身に着けることが大切です。

それぞれに特別な機能があったり、専門的なワードが出てきたりすることもあります。

ハッシュタグは、InstagramやTwitterをはじめとした多くの発信系SNSで活用されている機能です。

この記事では、ハッシュタグを活用するためにはどのような点に注意したらいいかや、効果をはかるための集計方法について紹介します。

ハッシュタグとは?

ハッシュタグとは、SNSなどで投稿する文章の中で検索機能が搭載された文字や文章を作成できるタグです。

ハッシュタグを作るためには、「#」記号を使用し、対応しているSNSの場合、自動的にリンクとして投稿に反映されます。

ハッシュタグと検索機能との違い

ハッシュタグの基本的な機能は、投稿の中に「検索リンク」を含むことができるというものです。

具体的な例としては、インスタグラムやツイッターなどで投稿を行う際に「バルセロナ」という言葉に「#」をつけたとします。

すると、「#バルセロナ」となっている文字の部分が直接リンクへ変換され、そのSNS内で同じハッシュタグを使っている人の投稿を一覧で見ることができます。

ハッシュタグは、検索機能とも少し似ています。

しかし、検索との一番の違いは、投稿自体が「その文字」を検索されることを前提として投稿しているという点です。

ハッシュタグ投稿は特定のワード検索に強いという特徴があります。

どういうことか、例を挙げて説明します。

例えば、北海道に旅行する予定のある人が、SNS上で情報収集をしたいと考えているとします。

もし検索窓で「北海道 旅行」とだけ入力して検索したとします。

この場合、観光情報とは全く関係ないけど、該当する文字を含んでいる投稿が検索結果として表示される可能性がありますよね。

「北海道出身だから、旅行は暖かい場所に行きたい」「修学旅行、北海道が良かったな~」などの投稿は、求めている情報とは異なります。

しかし、ハッシュタグで「#北海道旅行」と検索した場合、北海道の観光情報に関する投稿がヒットする確率は格段にあがります。

なぜなら、ハッシュタグをつけている時点で投稿者もハッシュタグ検索されることを想定しているからです。

このように、ハッシュタグの活用をすることで、検索側はスムーズに欲しい情報に到達することができます。

そして投稿側としては、ハッシュタグをつけることでより確実にターゲットに情報を見てもらうチャンスが触れるというわけです。

Instagramのハッシュタグ

特にハッシュタグが活用されているSNSの1つに、インスタグラムが挙げられます。

昨今では、若い人を中心に「情報収集はインスタグラム」という人が増えています。

Google検索よりもタイムリーで等身大の情報を得ることができるインスタグラムでは、ハッシュタグを介した情報の発信・収集が盛んです。

InstagramというSNSの特性として、画像を基本としたSNSであるため、ハッシュタグは投稿された写真に関連することが多いという特徴があります。

Instagramでは、1つの投稿に対してどんな文章でも、何個でもハッシュタグをつけて情報更新することができます。

そのため、より多くの人に投稿を見てほしい、自分のアカウントにたどり着いてほしいという場合、なるべく多くのハッシュタグをつけることが有効です。

後述しますが、ハッシュタグは一文字でも違う文字を書いてしまうと反応しません。

同じような内容であっても検索結果として表示されなくなってしまうこともあります。

そのため、Twitterのような文字数制限のないInstagramでは複数のハッシュタグを投稿に含めることもよくあります。

Twitterのハッシュタグ

一方、Twitterのハッシュタグは文字数制限があるため、吟味が必要です。

Twitterは、140字までの投稿を基本としており、ハッシュタグも文字数に含まれます。

そのため、あまりに長い文をハッシュタグにしたり、たくさんのハッシュタグをつけてしまうと、何が伝えたいのかが曖昧になってしまうこともあります。

ツイッターでハッシュタグからの検索流入を目指す場合は、多く検索されそうな文字を選ぶことで露出の可能性を高めることができます。

しかし一方で、多くの人が投稿しているハッシュタグでは検索されても他の投稿に簡単に埋もれてしまう可能性もあります。

ターゲットから検索されやすく、表示されやすそうな文字列を狙うことがツイッターでのハッシュタグ活用のコツです。

その他、Twitterには「トレンド」という機能があります。

これは、その時間やその日に、同じ地域で検索された数も最も多い文字を「トレンド」として表示するものです。
ハッシュタグもこのトレンドの含まれることがあります。

検索のページにいくと自然と目に入るので、トレンドに入ることでより多くの人へ露出することになります。

ハッシュタグの使い方

ハッシュタグの使い方は難しくありませんが、間違えると正しく検索リンクが表示されない場合もあります。

ハッシュタグとしての機能がきちんと搭載されているかをチェックするためには、文字の色が変わってリンクが作成されているかを確認する必要があります。

ハッシュタグ戦略はSNSごとに異なりますが、作り方や基本的なルールはインスタグラムやツイッター、その他のSNSでも変わりません。

ハッシュタグを使用するアカウント運営する際には、細かい部分に留意する必要があります。

「#」を正確に使用する

ハッシュタグを作るための最初のステップは、「#」を正確に使用することです。

これは非常に簡単なポイントに見えますが、意外と間違えている人もいます。

なぜなら、「#」のマークは、似たような見た目の記号がいくつかあるからです。

よくある間違いの例として、音楽記号の「シャープ(♯)」が挙げられます。

これは見た目としてはかなりハッシュタグに似ていますが、コンピューターは当然別の記号として判断します。

スマホやPCによっては「シャープ」と入力することでハッシュタグに対応する記号を出すことができる場合もあります。

しかし、実際に正しくそれ反応しているかどうかをチェックするためには、リンクが生成されているかを確認してください。

ツイッターの場合は投稿作成中から文字の色が水色になるので、わかりやすい仕組みになっています。

ハッシュタグ作成でもう1つ重要な点は、ハッシュタグは必ず「半角」で入力することです。

日本語キーボードで入力を行う場合、ハッシュタグは全角の記号として表示される場合もあります。

そうするとコンピューターはハッシュタグではなく一般的な記号として認識するため、リンクが生成されず、ただ登校中に「#」が登場するだけになってしまいます。

使用する文字に注意

ハッシュタグには、「#」記号を正しく使うこと以外にも少しルールがあります。

それは、使用できる文字が限定されているという点と、ひらがな・カタカナ・漢字が識別されるという点です。

まず、ハッシュタグに使用できる文字についてです。

基本的には世界で使用されている「言語」に当たる文字は「#」の後ろに配置することでハッシュタグとして使用することができます。

英語などに用いるアルファベットはもちろん、日本語、韓国語なども問題ありません。

では何が使用できないのかと言うと、「記号」にあたるものはハッシュタグに含めることができません。

例えば、「。」や「、」などは、使用不可です。

同様に「!」「?」「★」なども使えません。

ハッシュタグにこれらの記号を使おうとした場合、この記号の直前までがハッシュタグとして検索リンクが生成されます。

「#北海道で、ご飯」の場合、「#北海道で」までがハッシュタグとなり、「、ご飯」は通常の文章として認識されます。

これらのトラブルを避けて正確にハッシュタグを使用するためにも、「文字の色が変わっているか」を確かめることが大切です。

前後のスペースに注意

最後にもう1つハッシュタグ作成に重要なポイントは、「前後にスペースをあける」という点です。

これは、慣れていないと意外とやってしまいがちなミスの1つでもあります。

「スペースをあける」というのは、文章を入力している際にどこまでが文章でどこからがハッシュタグがわかるようにするという意味があります。

例えば、「今日は日帰りで #草津 に行ってきました。」という投稿をしたとします。

この「#草津」というハッシュタグの前後にスペースをあけて投稿した場合、「#草津」の部分だけリンクが生成されて文字の色が変わります。

しかし、スペースがないと、コンピューターはこれを通常の投稿をみなし、ただ「#」が文中に含まれた不自然な投稿になってしまいます。

ハッシュタグを投稿の最後にまとめてつける場合には、これはあまり大きな問題ではありません。

しかし、複数のハッシュタグを続けて投稿する場合には注意が必要です。

ハッシュタグのすぐ後ろに、スペースをあけずに連続してハッシュタグ「#」をつけてしまうと、リンクが生成されないためです。

どういうことかというと、「#北海道#札幌」とすべてを詰めて投稿すると、これは通常の文章をみなされてしまいます。

それぞれをハッシュタグとして機能させるためには「#北海道 #札幌」のように、ハッシュタグとハッシュタグの間にスペースを設けることが大切です。

この際のスペースは、全角でも半角でも大丈夫です。

もちろん、改行をした際には前のハッシュタグとつながることはありません。

ハッシュタグを活用する方法

ハッシュタグは、いろんな用途で使用することができます。

個人的な記録、情報発信、情報収集…それぞれのシーンに合わせて最大限の効果を引き出すためには、ハッシュタグの作り方を工夫する必要があります。

ここでは、ハッシュタグをつけて投稿する側として、どのような活用方法があるかを紹介します。

個人的な記録や投稿

まず、ハッシュタグの個人的な利用についてです。

特にインスタグラムでは投稿文字数に制限がないため、ハッシュタグを検索流入目的ではなく活用している個人アカウントもあります。

例としては、「舞子の毎日ヘアスタイル」「大阪文房具屋巡り日記」など、そのタグを開くことで関連の投稿をまとめる目的の個人利用が挙げられます。

この場合は、自分の投稿だけを集めることが目的であるため、他の人が使用する可能性のある文字列ではなく、あえてオリジナリティを出すことがコツです。

ランダムな投稿を日々流れていく中で「特定のテーマの自分の投稿を集める」ことができます。

もう1つの個人使用の例として、全く「ハッシュタグ」の検索機能を意識していない例もあります。

#今日も天気がよくて洗濯できた

#久しぶりにみんなでドライブ

など、検索流入は意識せずにただ文章をタグとして投稿する場合もあります。

ハッシュタグで検索流入を目指す

ここからは、ビジネスアカウントや集客目的でSNS活用をしている場合のハッシュタグ活用の例を紹介します。

まずは、ハッシュタグを使って検索流入を目指すという方法です。

先述した通り、ハッシュタグは検索機能よりも一層「情報収集」に適した機能です。

情報を発信する側としては、ハッシュタグを有効に活用することでターゲットに直接的に情報を伝えることができるというメリットがあります。

ハッシュタグで情報を検索しているということは、その特定のワードに強い関心を抱いている人であることがわかります。

例えば、販売したいサービスや商品をインスタグラムで紹介するとします。

ハッシュタグを付けずにそのまま投稿した場合、投稿は自分のアカウントをフォローしてくれている人にだけ届きます。

Twitterの場合はリツイートなどの拡散機能もありますが、基本的にはフォロワーからの枝分かれ的な情報発信となります。

フォロワーのフォロワーが紹介している商品に関心を抱いている層であるかは、各省がありません。

もしこのような投稿にハッシュタグをつけたとします。

すると、TwitterやInstagramで情報収集をしようとハッシュタグ検索をした人に直接投稿を見てもらえることになります。

ターゲットから能動的に情報収集のためにアプローチをしてくれるので、マーケティングを行う必要もなく、投稿するだけで情報拡散が可能です。

TwitterやInstagramは無料で使用できるSNSなので、マーケティングや広告にお金をかけずに宣伝を行うことができます。

検索流入を目的とする場合、ハッシュタグとして使用する言葉のチョイスも重要です。

検索されやすいワードにするために短く簡潔な言葉を選んだり、より限定的なターゲットにアプローチするためには言葉のコンビネーションも重要になります。

代官山の美容室が宣伝を行うためには「#代官山」「#美容室」とハッシュタグを付ければ、検索流入のチャンスは高まります。

しかし、代官山と検索している人が髪を切りたいと思っているかはわからないし、美容室に行きたい人が東京に住んでいる保障もないですよね。

そのためより特定的なターゲットを呼び込むために「#代官山美容室」のように言葉を組み合わせて使う方法もあります。

注意点としては、言葉の細かいチョイスが挙げられます。

「美容室」「美容院」「ヘアサロン」のように、実質同じ意味の言葉であってもコンピューターは別の言葉として認識します。

Instagramで集客を目指すのあれば、たくさんのタグをつけて投稿し、検索流入の窓口を広くしておくというのも大切です。

ハッシュタグでイベントを行う

ハッシュタグには、集客の他にもイベントやキャンペーンを通じて集客や情報拡散を目指す方法があります。

特定のハッシュタグをつけて投稿をしてくれた人に向けてプレゼントをするなどのキャンペーンを行うことができます。

特定の商品やサービスの宣伝などを目的に、ユーザーの投稿を促すことで、情報の拡散を狙う場合に有効な方法です。

キャンペーンを行う場合は、ハッシュタグは他の投稿と被らないものが好ましいため、文字を組み合わせて長めにする場合があります。

ハッシュタグキャンペーンを行っていることを幅広く知ってもらうためにも、キャンペーン実施の情報拡散を合わせて目指すことが大切です。

また、キャンペーンがどの程度拡散し、どのくらいの反響があったのかを知ることで、次回以降のキャンペーンに活かすことができます。

ただし、インスタグラムでキャンペーンをおこなう場合は制限があるので、コミュニティガイドの事前確認がおすすめです。

ハッシュタグを集計する方法

ハッシュタグの効果を知りたいと思った際に、投稿数の集計は基本的な指標となります。

しかし、集計が簡単にできない場合もあります。

Instagramでは検索機能の場所に入力するとハッシュタグの投稿数が表示されるのに対し、Twitterは外部サイトの活用が必要です。

どちらのSNSにおいても、ハッシュタグ集計以外にも細かいデータを把握することで、傾向を掴んで対策を練ることができます。

ここからは、ハッシュタグの集計・分析ができる外部サイトやサービスを紹介していきます。

自分の用途にを明確にし、マッチしているサービスを選んでみてください。

hashout

hashoutは、ハッシュタグの投稿数の集計はもちろん、その他の細かい分析をわかりやすくまとめてくれるサービスです。

Instagram、Twitterそれぞれのハッシュタグ分析に対応しており、ハッシュタグ活用に必要な情報がわかります。

具体的には、どの時間に投稿すれば一番多くの人に見てもらえるか、反響の大きかったハッシュタグはなにかなどを分析してくれます。

数値的な集計だけでなく、資料として情報をまとめてくれる機能も搭載されているため、作業時間を短縮できるのが特徴です。

グラフや表などにまとめて情報を可視化してくれるので、プレゼンや会議などに使用する資料としても活用できます。

状況に合わせて適切なSNSの現状を知ることができるので、長期間SNS運用をしていきたい企業が方向性を決めるのに便利です。

無料トライアルもあるので、気になる方はまず使い心地を試してみるのがおすすめです。

SocialList

SocialListは、Twitterキャンペーンをデータ化して納品してくれるサービスです。

Twitterでの集客宣伝のためのキャンペーンや調査を行った際、どのくらい拡散されていたかを知ることで次回以降の改善につながりますよね。

しかし、どのくらい情報拡散力があったかをツイッター上から探るのは困難です。

このSocialListは、そのような悩みを抱えている個人や企業に対して、代わりに分析を行うサービスを提供しています。

例えば、Twitterキャンペーンに参加して人の総数を集計したり、参加ユーザーの合計フォロワー数を数えたりすることもできます。

日時や引用リツイートの数など、条件を指定して集計を行うことでもできます。

SocialListでは分析の他にも、当選者にDMを一括送信するなどキャンペーン実施の際の実務的な機能もあります。

Talkwalker

Talkwalkerは、AIエンジンを搭載したツイッターの分析サービスです。

特定のキーワードに関して、指定した日時内でのリアクションを知ることができます。

ハッシュタグと一緒にツイート数も計測できるという点も特徴的です。

Talkwalkerを使うことで、ツイッター上での投稿やキャンペーンがどのように拡散されたかを表やグラフとして把握することできます。

拡散の様子を具体的に理解することで、いつアクションを起こせばいいかがわかります。

また、目標を設定して推移を確認する機能もあり、SNS活用の方向性を定めることも可能です。

次回以降にまたTwitterを活用するのに、対策をしやすくなります。

すべての機能を利用するためには有料版への登録が必要ですが、無料版を利用してみて、有料版を利用するか判断ができます。

長期的にTwitter運用を考えている場合は、利用価値のあるサービスです。

RiteTag

RiteTagは、ハッシュタグ活用に便利なサイトです。

RiteTagのサイトに登録してツイッターのアカウントにログインするだけで、ハッシュタグが拡散に適しているかを判断してくれます。

ハッシュタグの他に関連性の高いものの情報も得ることができるので、競合の動向についても調査することができます。

スピーディに必要な情報を引き出せる点もRiteTagを活用するメリットです。

RiteTagを使ってハッシュタグを入力すると、結果を瞬時に見やすいデータとして表示してくれます。

また、自分が作成したハッシュタグをまとめて管理することもでき、他のデータと比較することが可能です。

ハッシュタグ測定ができるほかにも、自分が指定しているトピックの情報収集に活用することもできます。

関連トピック内の人気ハッシュタグが出現した場合、すぐに通知が届き、スピーディな市場の動向キャッチにつながります。

競合他社の動きやマーケットの動向をすぐに把握することできるスピード感のあるサービスです。

Hashtagify

Hashtagifyは、ハッシュタグに関する情報整理に役立つサービスです。

ハッシュタグを用いたSNS運用において、ハッシュタグだどの程度使われているかを知ることは重要です。

そこからさらに、誰によって多く投稿されているかを知ることで、ターゲットの限定・把握をすることができますよね。

このHashtagifyでは、ハッシュタグを使って投稿しているうちのトップインフルエンサーを表示してくれる機能があります。

また、自分が設定したハッシュタグが最も使用されている時間帯などを分析することもできます。

ターゲット像をより細かく認識することで、「この時間に投稿をする」などの具体的な対策を講じることができるようになります。

確実に届くような情報発信をすれば、より効果的なツイッターマーケティングが実現します。

機能の中には、自分が使用しているハッシュタグとの関連ハッシュタグを見つけ出すこともできるので、競合他社の調査にも活用可能です。

Hashtagifyの機能には無料のものと有料のものがあります。

無料版でも広範囲の機能が活用できるようなので、気になる方はまず無料版から試してみるのがおすすめです。

このように、ハッシュタグは活用の仕方によっては効率よく情報拡散、宣伝集客のできるツールです。

最大限の効果を得るためには、ハッシュタグの正しい使い方を把握し、どの程度投稿されているかなど集計して分析することが大切です。

以上、ハッシュタグの基本的な使い方と集計の方法でした。